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当院の特に力を入れている診療内容

当院の特に力を入れている診療内容

こどもの治療

私は基本的にこどもが大好きです。

患者様(他人様)のお子様とはいえ、受診する度にすくすく成長する姿は私にとりましても大変嬉しいことです。

20年前に"こども"として治療していた方が、母として父としてお子様と一緒に受診していただくことも珍しい光景ではなくなりました。

私自身も経験がありますが(もう随分昔ですが)子供の発熱は親としては不安です。

当たり前ですが『この熱の熱源はどこだ』というのは最も気になります。熱源が分かれば治療・今後の見通しも分かってきます。

そのためには耳鼻咽喉、口腔、頚部のしっかりした診察、保険診療で許される範囲の必要と考えられる検査をしっかり行うことを基本としています。

冒頭のご挨拶で書きましたように『何とかする』を念頭にしっかりとやらせていただきます。

当院でどうしてもはっきりしない場合は三重病院等高度医療機関や近隣の小児科先生と連携を取ります。

『風邪の時に”こども”に抗生物質を使うの?』というご質問をよく受けます。

先にも書きました耳鼻咽喉、口腔、頚部のしっかりした診察で総合的に決めるのですが

一見鼻汁は出てなさそうでも鼻の奥までしっかり吸引処置すると粘膿性の鼻汁が多量にあることはよくあることです。

ただこの所見は抗生剤使用の判断に大いに役立ちます。

小さいお子さんの鼻の吸引処置はこどもは嫌がって泣いたり暴れたりすることもあります。安全確保のためスタッフがしっかり保持します。

しっかりした鼻の処置は、お子さんの鼻閉や鼻汁という鼻の症状を直ちに緩和しますし、何より病気を早く治すためには絶対必要との思いでやっています。

お子さんも良く分かっているのか処置が終われば皆さんケロッとしてニコニコと『バイバイ』してくれます。

こどもの治療

めまい

めまいの原因は耳の病気、頭の病気、内科の病気、等多岐に渡りますが

最も頻度が多いのは耳(内耳)の病気です。

代表的には『良性発作性頭位めまい症』『メニエール病』『突発性難聴』『前庭神経炎』、、等々ありますが、

その中でも『良性発作性頭位めまい症(BPPV)』が最も高頻度と言われています。

これは重力を感知する耳石が本来あるべきところから剥がれることで起きます。

これは耳石置換法という理学療法を行うことで改善する可能性が高いです。

私がBPPVと診断し耳石置換法を行った患者さんは70%は翌日にはめまいはほぼ解消しているとの印象を持っています。

また『メニエール病』等の動くこともままならないめまい発作時には積極的に点滴治療で対応します。

点滴を行うかどうかの判断は医師の判断になります。

めまいの診断、治療には長い時間がかかることがあります。めまいの患者さんは、しっかりした治療を行うためにもなるべく早い時間帯での受診をお願いします。

めまい

補聴器外来

当院では第1第3水曜日午後に完全予約制で補聴器外来を行っています。

会話もかなり困難のレベルであれば明らかに補聴器の適応かと考えます。

聴力検査で平均聴力4分法で40dB台なら希望があれば、、50dB以上であれば医学的にもお薦め、、というのが一般的です。

会話が困難ということは50dB以上かと推測いたします。

その前に、ご高齢で"最近急に難聴が進んだ"ような患者さんは、まずは耳鼻科を受診して下さい。

というのは、しばしばあるのですが両側滲出性中耳炎(鼓膜の裏の部屋に水が貯まる病気)や耳垢栓塞であったり、それを治療すれば補聴器不要だったということもあります。

補聴器ですが大きく分類しますと箱型、耳掛け型、オーダー(耳穴)があります。

それぞれの詳細説明は受診時にお話しさせていただきます。

昨今、『難聴と認知症』が確実に関係があると分かりました。

そのようなことからも、補聴器外来は力を入れています。

補聴器購入に対しての医療費控除が認められるようになりました。

患者さんにとりましても我々医療者にとりましても大変喜ばしいことです。

ただ医療費控除を受けるには条件があります。

詳細は受診時にご説明させていただきます。

補聴器の値段はピンキリです。

もちろん高価なものはそれだけの高機能があり見栄えも良いですが、聴くということだけでしたら

安価なものでも十分に使用できます。

患者さんの納得が大事だと思いますので、予算についても遠慮なくご相談下さい。

最後に補聴器はメガネのように買った日から満足とはいきにくいです。

内耳から脳の聴覚中枢が今までの状態に慣れきってしまってますので、いわゆる慣れていただく期間は必要になることが多いです。

補聴器外来

アレルギー性鼻炎に対する3つの治療

レーザー治療

アレルギーの反応する場である粘膜にやけどを起こし、変性させてアレルギーの反応を鈍らせるというのが理論です。

当院でも導入しおり始めて20年超となりました。

効果は個人差がありますが、特に鼻閉が強くて寝れないとの訴えがあるような鼻閉重症型の方には患者さんの満足度が高いようです。

現在の当院でのレーザー治療を受ける方の50%はリピーターで、患者さんご自身で予約の電話をいただきます・・当然効いていると考えられます。

特に害がある治療ではありません。

スギ・ヒノキ花粉症に対しては1月から2月中旬に受けていただくことをお薦めします。

この治療は完全予約で医院に入って出るまでで1時間程度です。土曜夕方に行っています。

初回の場合は鼻内所見の確認、採血がありますので事前に一度受診してください。

舌下免疫療法

アレルギーを唯一根本から治し得る可能性のある治療として減感作療法があります。

スギのエキスを体内に投与することで抵抗力をつけるというのが理論で字のごとく「感作を減じる」治療です。

実は歴史は大変古いです、が、効果機序は完全には解明されていないところもあり学会でもまだまだ論議があります。

以前は注射で行っていましたが近年舌下錠が開発されより一般的な治療になりました。

医師として効果を実感できます。

欠点としては、アレルゲンを投与するため、稀にアレルギー反応による副作用が発現することがあります。

また、3ー5年の長期戦となることも欠点といえます。

この治療は月に一度の受診が必要ですが、当院ではこの治療の方は待ち時間なしで対応しています。

ダニについても対応しています。将来的にはヒノキの舌下錠も開発されることと思います。

ゾレア®

2020年から最重症の季節性アレルギー性鼻炎(スギ)に使えるようになった注射薬です。

極めて簡単に書きますとアレルギー反応に関係するIgEという蛋白を無力化するという薬です。

当院も導入していますが効果、患者さんの印象とも大変満足できるものです。

2月から4月の3か月間治療を行いますが、イネ科のアレルギーの反応まで押さえているようで6月くらいまでは効果が期待できます。

注射の頻度、投与量は血中のIgE濃度と体重で決まります。

保険適応ですが比較的高価というのが欠点と言えます。詳しくは医師までご相談下さい。

アレルギー性鼻炎に対する3つの治療
当院の特に力を入れている診療内容
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